鴻池運輸は31日、トヨタ自動車と熊本赤十字病院が今夏までに実施する「燃料電池医療車(FC医療車)の利活用実証実験」に協力すると発表した。燃料電池を搭載した医療用車両の実証実験は世界初で、鴻池運輸は搭載する医療機器4台を寄贈する。
実証実験は燃料電池自動車をベースにカスタマイズしたFC医療車を、平時の医療活動だけでなく災害時などでも医療車・電源車として利活用することを目指すもの。社会における燃料電池自動車の有効性を確認するとともに、新たな価値を見出すとしている。
鴻池運輸は昨年2月にも、同病院が主体となって実施した「ドローンを用いた高品質医療物流サービスの実現に向けた実証実験」に参画。今回の実証実験についても、継続的に参加するとしている。