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鴻池運輸とZMP、成田空港で自動走行車の実証実験

2018年12月4日 (火)

▲実験用車両イメージ

調査・データ鴻池運輸とZMP(東京都文京区)は4日、成田国際空港が運営する成田国際空港制限区域内で、17日から19日の3日間にわたり、自動走行車両の実証実験を実施すると発表した。

実験は、国土交通省航空局が6月26日から公募した「空港の制限区域内の自動走行に係る実証実験実証実験実施者」に、鴻池運輸とZMPが共同で応募・選定され、成田国際空港協力のもと準備を重ねてきたもの。

具体的には、KONOIKEグループの日本空港サービス(JASCO)の作業スタッフの空港内移動を、ZMPが提供する自動運転実験車両で実施し、空港制限区域内という一般道路と周辺状況や走行ルールが異なる環境下で、自動運転技術実装に向けた検証・課題の抽出を行う。成田国際空港は実証実験の場を提供するとともに、特に安全面での指導・支援を実施する。

年々増え続けるインバウンド需要の高まりなどにより、成田空港での航空機着回数も増加の一途をたどっている。国交省航空局と3社は、需要増の一方で深刻化する空港の地上支援業務の労働力不足に対応するため、空港の制限区域内で、乗客・乗員の輸送を想定した自動走行車両の実証実験を促進している。

今回の実験成果を踏まえ、実用化・導入などに向けた取り組みを進めていく。