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MFLP投資法人、EC好調で満床稼働と増収基調維持

2021年9月14日 (火)

荷主三井不動産系の物流リートである三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)投資法人が14日に発表した7月期決算によると、同投資法人が運営する施設の保有物件数は21件、取得総額は2976億円となった。

1月期から保有物件は1件増えて21件、稼働率(6月末時点)は100%と好調を維持。7月期の売上高が1月期比で13.9%増の92.7億円に拡大。EC市場の成長に支えられた物流施設需要を背景に、22年1月期の売上予想も、従来予想より2.1億円多い94.8億円に上方修正した。

保有する物流施設は1月期から変わらず19件、インダストリアル施設は3月16日に取得した「MFIP印西II」(千葉県印西市)が加わり2件となった。これらの施設の取得総額は2976億円、帳簿額は2886億円となっているのに対し、鑑定評価額は3263億円と帳簿額を400億円近く上回っている。

保有物流施設の総延床面積は151万平方メートル(同投資法人の持分合計は119万平方メートル)、平均築年数は5.3年と築浅物件が多い。同投資法人が保有する信託不動産のうち、物流施設の資産総額は1月期の2638億円から7月期は2618億円へ微減となり、全タイプの資産総額に占める物流施設の割合も92.5%から88.4%へとやや低下した。