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TDB11月景気DI、運輸・倉庫は3か月連続改善

2022年12月8日 (木)

(イメージ)

調査・データ帝国データバンク(TDB)がこのほど発表した11月の全国の景気動向調査によると、「運輸・倉庫」の景況感を表す景気DIは前月比0.9ポイント増の41.6となり、3か月連続で改善した。10月は全国旅行支援が始まるなど新型コロナウイルス禍での行動制限緩和が追い風となり、旅行関連業者から前向きな反応が目立った。一方で、貨物運送事業者の間では、人件費や燃料費の高騰、急激な円安進行の影響により経営が圧迫されている状況を指摘する声が目立った。

物流関連業者のコメントでは「農産品の収穫量が増加している」(一般貨物自動車運送)や「コンテナの取扱量が増加している」(港湾運送)といった明るい材料があったが、「人件費増加と燃料費の高止まりで、利益率が落ちている」(特別積合せ貨物運送)や「電気代の上昇や円安が厳しい」(運輸に付帯するサービス)、「国内景気の落ち込みに加え、円安や海上運賃の高止まりによる輸出入の停滞などで荷動きが悪い」(運送取次)といったネガティブな反応も散見された。

調査対象は、全業界2万6953社で有効回答は1万1510社(回答率42.7%)。全業界の景気DIは前月比0.5ポイント増の43.1で4か月連続で改善し、1年ぶりに全10業界で前月比プラスを記録した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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