調査・データ帝国データバンクが3日発表した8月の景気DIは、前月から0.6ポイント上昇し、3か月連続で前月比プラスの29.7となった。全10業界のうち製造、運輸・倉庫など7業界で前月からプラスとなったものの、すべて「40」を下回る低水準の推移が継続した。小売や農・林・水産など3業界は悪化した。
運輸・倉庫の景気DIは24.2で2.7ポイント上昇し、2か月ぶりにプラスに転じたが、景況感が「悪い」とした企業が86.7%と、10業界で最も高い割合となった。貨物自動車運送業からは、製造業・建設業向けの貨物の荷動きが依然として弱いとの声もあがったという。