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運輸・倉庫の景気は4か月連続改善、TDB調べ

2023年6月6日 (火)

調査・データ帝国データバンク(TDB)が5日発表した、5月の全国景気動向調査によると、全体の景気DIは前月比0.8ポイント増の45.4で、3か月連続で改善した。経済活動・社会生活の正常化への動きが一段と加速するなか、幅広い範囲で持ち直しの動きが強まっている。

運輸・倉庫業の景気DIは、4月から1.3ポイントの上昇で43.4と、4か月連続の改善となった。運輸・倉庫の事業者からは、「新型コロナで中止になった団体客も戻ってきており、人手不足に拍車がかかっている」(一般貸切旅客自動車運送)、「新型コロナが5類に移行してから全体的に動き出している」(集配利用運送)などの声があった。一方、「原油価格の高止まりや、働き方改革に対応するための労働時間の制限などで、輸送する仕事があっても運行できない」(一般貨物自動車運送)といった声も聞こえた。

今後の景気動向については、「アフターコロナに向けてインバウンドが回復していくと考えるが、要員不足でできる仕事が限られてしまう」(一般貸切旅客自動車運送)や、「24年問題が大きく顕在化し、業績に与える影響が懸念される」(こん包)などの意見があった。

TDBでは今後の経済全体の見通しについて「コストアップなど下ぶれ要因を抱えつつも、緩やかな回復傾向で推移する」としている。今回の調査対象は、全業界2万7930社。有効回答は1万1420社(回答率40.9%)だった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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