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4月運輸・倉庫DIは4か月ぶり改善、荷動き回復

2022年5月11日 (水)

調査・データ帝国データバンク(TDB)がこのほど発表した4月の全国景気動向調査によると、運輸・倉庫業の景気DIは3月から1.2ポイント増加して36.6となり、4か月ぶりに改善した。全業種では0.4ポイント増の40.8で、2か月連続で改善した。

TOBは、人出の増大で個人消費関連に上向き傾向が表れているとした。今後については、急速な円安の進行に伴うコスト負担の増加が下振れリスクとなるものの、「緩やかな上向き傾向で推移する」との見方を示している。

運輸・倉庫業に関しては、飲食料品などの荷動きが徐々に回復しつつあり、4月は一般貨物自動車運送の景況感が4か月ぶりに改善した。一方、「物流量は回復がみられるが、燃料の高騰により収益があがらない」(特別積合せ貨物運送)などの声が聞かれ、補助金により燃料価格の上昇は抑制傾向となるものの、その高止まりは多くの企業で悪材料となった、としている。

(出所:帝国データバンク)