行政・団体関東運輸局が26日に発表した貨物自動車運送事業者に対する行政処分状況によると、2022年12月は8社を処分し、うち1社を事業停止、その会社を含む5社を車両停止処分とした。
特に処分が重かったのは茨城県茨城町の関東貨物で、事業停止3日間、車両停止延べ226日車。同運輸局によると、法令違反の疑いがあるとの情報を端緒として監査を実施したところ、運行記録計による記録の不実記載や運行指示書の作成義務違反、定期点検整備の実施違反など12件の違反を確認した。
そのほか、大和物流久喜支店は過積載で延べ30日車の車両停止処分を受けた。ギオン(相模原市中央区)の八王子南センターでは、事業計画変更認可違反など3件の違反により、延べ10日間の車両停止処分となった。
車両停止以上の処分は次の通り。
事業者名 | 所在地 | 処分内容 | 監査の端緒 | 違反件数 | 違反点数※ |
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栃木輸送(本社) | 栃木県栃木市 | 車両停止(30日車) | 死亡事故 | 7件 | 3/3 |
GENDA(本社) | 栃木県足利市 | 車両停止(20日車) | 法令違反の疑い | 5件 | 2/2 |
大和物流(久喜支店 ) | 埼玉県久喜市 | 車両停止(30日車) | 公安委員会からの通知 | 1件 | 3/3 |
ギオン(八王子南センター) | 東京都八王子市 | 車両停止(10日車) | 法令違反の疑い | 3件 | 1/1 |
関東貨物(本社) | 茨城県茨城町 | 事業停止(3日間)、車両停止(226日車) | 法令違反の疑い | 12件 | 28/28 |