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エンジンの不具合を契機にトータルコストを削減、関西物流展でデモ受付

年間15台のインジェクター交換がほぼ0になった訳

2023年3月30日 (木)

話題「インジェクターとDPFの交換が必要になります」

とある運送会社が故障した大型車両1台をディーラーに持ち込んだ際、100万円台の見積もり書を提示された。コストに頭を抱えた運送会社がその場に呼んだのは、整備機器「ディーゼルプロ」を販売するサンオータス(横浜市港北区)だ。サンオータスはデモンストレーションを兼ねて整備機器を持ち込み、インジェクターと配管を洗浄。故障診断機の数値が下がり、部品交換の必要がなくなったため、100万円超えの費用削減を成功させた。運送会社は保有している他の車両も含めた今後のメンテナンスも見据え「ディーゼルプロ」を購入したという。

(画像提供:サンオータス)

ディーゼル車のエンジン不調。損失は修理・部品交換の費用だけでなく、車両稼働率が低下し、売り上げにも影響する。燃料費が高止まりする一方、運賃の価格転嫁が思うように進まず運送会社の倒産が続く昨今。トータルコストの削減もこの激流を乗り越える手段となるだろう。サンオータスは整備、燃料、稼働率の側面からコストダウンを提案する。

2023年4月12日から14日までインテックス大阪(大阪市住之江区)で開催される関西物流展に、ディーゼル車のエンジン内部・インジェクター洗浄機器「ディーゼルプロ」をたずさえて、ブースを出展予定だ。

同社営業課のアディカリ・プラカス課長に「ディーゼルプロ」の魅力とコストパフォーマンス、導入事例を聞いた。

燃焼環境定期メンテナンスで整備頻度を改善

「ディーゼルプロ」はエンジン内部を洗浄する機器だ。燃料ラインから洗浄液を送り、40分ほどアイドリングすれば、洗浄できる。

エンジン不調やマフラーの詰まりが発生する原因のひとつは、有害物質に対するフィルターの役割をするDPF(排ガス浄化装置)の目詰まりにある。エンジンが燃焼する際に発生するススが、このDPFに蓄積してしまうのだ。

▲サンオータス営業課課長のアディカリ・プラカス氏

通常DPFは自動再生機能により蓄積したススを焼いて除去するが、一定のキャパシティを超えると手動再生が必要になり、業務中でも20〜40分の間車両を止めてススを焼かなければならない。「お客様が直面する最初の問題です」とアディカリ氏は言う。

そもそもススは燃料が不完全燃焼を起こしたときに発生しやすく、古い車両ほど多くなる。「インジェクター」と呼ばれる燃料を噴射する部品にも、ススが蓄積していくためだ。

またアディカリ氏は「古い車両以外にも冷凍車、ユニック車、ミキサー車、地場配送の車両などストップ&ゴーやアイドリング状態が多い車ほどメンテナンスが必要」と指摘する。低回転でエンジンを回すことが燃料の不完全燃焼を招くのだ。

「ディーゼルプロ」は詰まりの原因である燃焼環境を改善するために、インジェクターや配管の定期的洗浄に使用する。整備免許および知識は不要だ。

「インジェクターを虫歯に例えて考えてみるとよいでしょう。毎食後に歯を磨くのと同じように、定期的に洗浄していただきたい。使い物にならなくなってしまう前に、メンテナンスをしなければなりません」(アディカリ氏)

可視化できる効果に自信、燃費削減効果も

類似の洗浄商品と比較して、高濃度の洗浄液でピンポイントに洗浄できるため、40分という短時間で効果を実感できるのも特徴だ。

▲「ディーゼルプロ」は、高濃度の洗浄液でピンポイントに洗浄ができる。また、故障診断機での数値の可視化により、整備費用の削減や車両稼働率の向上につながる。

「従来のタンクに直接洗浄液を入れる商品は、希釈する必要があるため即効性がなく、効果を可視化できない部分がありました。弊社の『ディーゼルプロ』は、40分後に故障診断機の数値ではっきりと効果がわかります。車によっては洗浄中でも車両の振動や音に変化が出るため、(不完全燃焼の状態に)詳しいお客様ですと『ずいぶん変わった』とおっしゃいます」とアディカリ氏は自信をのぞかせる。

「ディーゼルプロ」を使用したメンテナンスの頻度は、短距離で長時間アイドリングする車両で半年に1回、長距離を走る車は年に1回を推奨している。

事例として100台の車両を保有している運送会社が、7年間半年に1回の洗浄を続けたところ、導入前は年間約15台のインジェクター・DPFの交換が発生していた状況から、インジェクター交換は0、スス詰まりが原因のマフラー交換もほぼ0に近い数字に変わったという。

「また『燃費が上がった』との声もよく聞きます。直接燃費をあげる製品ではありませんが、洗浄により燃料の燃焼環境がよくなるため、新車のように発進がよくなったり、アイドル回転が滑らかになったりしてロスがなくなります。DPF、DPDの再生回数が減ることによる改善幅も評価をいただいています」(アディカリ氏)

保有台数10台以下でも費用対効果をもたらす方法

このように整備コストだけでなく、燃費、そして稼働率の向上による売り上げにも貢献する「ディーゼルプロ」。費用対効果はどうだろうか。

「消耗品のご注文は別途必要になりますが、初期投資は100万円もかかりません」

「ディーゼルプロ」の耐用年数は15年と長いため、トータルで見ればカバーできるコストは大きくなる。現金購入だけでなく、月々1万円ほどでのリースや割賦での購入も可能だ。

関西物流展では、「ディーゼルプロ」の使い方、コストシミュレーションなどの説明を受けられる。冒頭の事例にあるデモもサンオータスのブースで相談可能だ。気軽に相談できるこの機会に、立ち寄ってみてはいかがだろうか。

サンオータスの出展概要
会期:2023年4月12日(水)〜14日(金)、10時〜17時(最終日は16時まで)
会場:インテックス大阪(大阪市住之江区南港北1-5-102)4号館と6号館A・B
ブース:6号館「B9-01」
来場方法:公式ウェブサイトでの「来場者事前登録」が必要(無料)
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