デンソー、インジェクター10億本生産を達成

荷主デンソーは16日、ガソリン噴射装置の一つであるインジェクター（ポート噴射式）の世界累計生産10億本を達成したと発表した。同社は1972年からガソリンインジェクターの生産を行っており、43年間での達成となった。

排出ガス規制の強化と燃費向上ニーズに対応するため、製品の高性能化と小型・軽量化に取り組み、1999年には12個の噴射孔を持つインジェクターを世界で初めて量産。

海外生産は98年からで、米国のテネシーに初めて生産拠点を立ち上げ、アジア、欧州へと生産を拡大。現在、日本含めて6か国で生産しており、西尾製作所がマザー拠点としてグローバルの生産をけん引している。