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4社統合の新セイノー、組織強靭化計画を発表

2023年3月27日 (月)

(出所:セイノーホールディングス)

ロジスティクス西濃運輸が4月1日付で、関東西濃運輸(群馬県安中市)、濃飛西濃運輸(岐阜県関市)、東海西濃運輸(土岐市)を吸収合併するのを目前に控え、持株会社のセイノーホールディングス(HD)は27日、「新・西濃運輸」の組織強靭化に向けた計画を公表した。

計画の第1段階として、セイノーHDは4月から幹線輸送の効率化と事業部制の導入に着手する。幹線輸送は現状の幹線ネットワークを強靭化する一方で、グリーン物流に対応した未来型の幹線ネットワークの構築を図る。地方の中枢都市にハブ拠点を設置するなどし、他社とも連携できる国内物流の基盤とすることで、グリーン物流を加速させていくとしている。

事業部制については、輸送グループ内の営業ノウハウを集約するため、ロジスティクス部を西濃運輸からセイノーHDに移管。特別積み合わせの優位性を生かして幅広い顧客層に対応するロジスティクス事業部に加え、エレクトロニクス、ヘルスケア、オートモーティブバッテリーの業界に特化した事業部を新設する。業界特化の3事業部は専門的な知見から物流ソリューションを提案する営業組織として機能し、将来的には分社化への移行も検討する。

セイノーHDは組織強靭化計画の第2段階として、7月から「本社部門のスリム化」「エリアハブ構想」、2024年4月からは第3段階として「新エリア制導入」に取り組み、「今回の幹線輸送の強靭化をベースに、グリーン物流や将来を見据えて営業部隊、ドライバー、施設や車両のあり方をさらに検討していく」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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