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GLPの冷凍冷蔵施設、世界総面積300万m2に拡大

2023年3月31日 (金)

拠点・施設物流不動産開発の世界大手、GLP(シンガポール)はこのほど、「物流不動産」「データセンター」「再生可能エネルギー」「関連技術」の各事業で、2022年の業績が好調だったと発表した。このうち、物流施設に関しては、延床面積が前期比で10%拡大し、新規契約は12%増えた。冷凍冷蔵物流施設は全世界で延床面積300万平方メートルに拡大した。

▲全館冷凍冷蔵物流施設の完成イメージ(出所:日本GLP)

発表によると、22年の物流不動産のファンダメンタルズ(基礎的条件)について同社は、グローバルなサプライチェーンの変化や各国内の消費拡大、主要市場での供給不足を背景に、先進的な物流施設に対する需要が増加し、引き続き堅調に推移したとの概観を示した。そのなかで同社は、年間で延床面積300万平方メートルの施設を竣工し、340万平方メートルを着工。物流施設の延床面積を前期比10%増の8300万平方メートルに拡大した。全世界で新規の契約を12%増の2700万平方メートル締結。グループ全体の稼働率は92%だった。

また、冷凍冷蔵物流施設事業の拡大を通じて、物流サプライチェーンのエコシステムの開発・構築を継続した。冷凍冷蔵物流市場は、医薬品、化学品、食品、飲料分野での使用・賞味期限の長期化や、温度管理された物流に対する需要の急増に伴い成長が見込まれている。22年に同社は、アジア、欧州、米国のマーケットで延床面積300万平方メートル以上の冷凍冷蔵物流スペースを提供した。投資機会を引き続き見出していく方針という。

ミン・メイ共同創業者兼CEOは「GLPは22年にグローバルな事業で高い業績を達成し、23年に向けても良い事業態勢を整えている。データセンター事業と再生可能エネルギー事業の拡大に注力し、コア事業である物流不動産事業を継続して成長させ、顧客の持続的な需要に応えることで、記録的なリース活動と開発を達成できた」と自己評価している。引き続き、顧客の持続可能な成長をサポートするため、環境性能と革新性を備えた施設を設計・建設し、運用するとの考えを強調した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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