ニトリ、物流拠点社員にiPhone貸与で自主学習促す

▲イメージ（出所：ニトリHD）

荷主ニトリホールディングスは10日、店舗や物流拠点勤務者を含む4000人の社員にiPhone（アイフォン）を貸与すると発表した。ニトリホールディングスとニトリのほか、物流子会社のホームロジスティクス、ホームカーゴ、DX戦略とサービス開発を担うニトリデジタルベースに所属する社員が対象。ことし6月末までに貸与を完了する。

既にiPhoneが貸与されている本部勤務の社員は、社内向けポータルサイトやオンライン教育コンテンツにアクセスしやすい環境が用意されている一方で、店舗や物流拠点勤務の社員は限られたパソコンからしかアクセスできない状況にあり、現場社員から「もっと学びたい」「もっと繋がりたい」という要望が強まったことから、現場社員への貸与を決定したという。

同社は今年度中に、オンラインの社員教育研修を強化し、160回にわたる研修の機会を累計1万2000人の受講者へ提供。2500本にのぼる教育動画コンテンツを提供し、社員同士がオンライン上でコミュニティを形成して研修の学びを深める仕組みを構築するなど、新たな教育機会を充実させる。同社広報は、その狙いについて「時間や場所を問わずに『学びが手の中にある』状態を実現することで、社員一人ひとりが幅広い業務領域のなかで生きがいややりがいをもって“ワクワクして働ける”組織づくりを行っていく」と説明している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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