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グリーン経営認証事業者の平均燃費、取得後に向上

2012年10月10日 (水)

話題交通エコロジー・モビリティ財団(エコモ財団)は10日、グリーン経営認証を取得したトラック、バス、タクシー事業者の平均燃費が、取得2年後に1.5%から4.9%向上しているとの検討結果を公表した。

車両総重量8トン以上のトラックの場合、認証取得時と比較して4.8%、8トン未満で4.9%、バス2.9%、タクシー1.5%といずれも平均燃費が向上していた。

取得年度別燃費データの経年変化を見ると、取得後の燃費は毎年向上し、取得年度が古い事業者ほど燃費が改善。

認証取得7年後に車両総重量8トン以上のトラックの場合、取得時と比較して21.5%、8トン未満で15.5%向上していた。

さらに、認証取得後1年目の走行距離あたりの交通事故件数は、前年比でトラック24.4%、バス14.1%、タクシー10.5%減少し、走行距離あたりの車両故障件数はトラック20.8%、バス5%、タクシー11.9%減少した。

倉庫、港湾運送事業者では、取得2年後のCO2排出原単位は普通倉庫で2.8%、冷蔵倉庫で3%、港湾運送では取扱いトン数あたりで6.1%、取扱コンテナ数量あたりで5.5%改善されていた。

さらに、認証取得事業者は「職場モラル・士気の向上」「顧客からの評価の向上」「交通事故件数の減少」「リーダー層の人材育成」などのメリットを感じていることも分かった。

■詳細は下記URLを参照。
http://www.green-m.jp/greenmanagement/data/greenmanagement_kouka12-2.pdf