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IHI、台湾アルミ工場向け立体自動倉庫を受注

2012年10月15日 (月)

ロジスティクスIHIは15日、台湾の中国機械(高雄市)から、台湾最大のアルミ圧延メーカー・C.S.アルミニウム社(同)が高雄市に所有するアルミ工場向けのアルミコイルの立体自動倉庫を受注した、と発表した。完成・引き渡しは、2013年。

同社が受注したのは、倉庫内のスタッカークレーン2台、移動台車13台、高速移動台車1台を含む1個20トンのアルミコイルを700個保管することのできる自動倉庫。

台湾初のアルミコイル用自動倉庫で、延床面積2350平方メートルの建屋で、冷延ライン、連続焼鈍ラインなどの間の一時保管設備として、24時間の生産に対応するもの。

冷延ラインから出てくる150度のアルミコイルを倉庫内で24時間以内に50度程度まで冷却することを可能にしたことなどが決めてとなり、受注に至ったという。

C.Sアルミニウム社からIHIが自動倉庫を受注したのは今回が初めてだが、最近では関係会社のIHIメタルテックが、C.Sアルミニウム社高雄工場向けに圧延機を受注した実績がある。

また、過去には、同社同工場向けに納入したアルミ箔圧延機2基、同社の関連会社である寧波華揚アルミ科技(中国浙江省)向けに納入した冷間圧延機1基を納入した実績もある。

IHIでは「今後も需要の伸びが見込まれるアジアを中心に、自動倉庫の拡販を積極的に行っていく方針」としている。