
▲Everycool(出所:デンソー)
荷主デンソーは11日、小型・軽量化したトラックエンジン停止時に使用する停車時クーラー「Everycool」(エブリクール)を開発したと発表した。デンソーソリューション(愛知県刈谷市)を通じてことし12月1日から販売を開始する。
従来の停車時クーラーは、熱交換器用の送風機を室内機と室外機に設置していたが、エブリクールは送風機を一体化して1台で全体の熱交換を可能にし、車載技術を用いて専用に開発した小型の電動コンプレッサーを搭載。これにより、従来の停車時クーラーと比較して30%の小型化と63%の軽量化を実現した。
また、同社の気流コントロールなどの空調技術の活用により、ドライバーに集中的に冷風を送ることで快適性を向上させた。車室内全体を冷却する従来型と比較して消費電力を57%低減するため、車両搭載されている標準バッテリーでも使用可能だ。
小型化したことでリアウインドウの視界を妨げず、大型・中型トラックやトラクター(けん引車)など多様な車種に搭載可能となっている。
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