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NEXCO中日本、ETC障害時の利用料を全員無料に

2025年5月2日 (金)

国内中日本高速道路(NEXCO中日本)は2日、4月6日から7日に高速道路で発生した広域的なETCシステム障害について、利用者に利用料金と同額を還元すると発表した。

対象は障害発生時間帯の該当料金所利用者全員で、還元額は利用料金と同額とする。ETCカードで支払った利用者、これから請求が届く利用者、ウェブサイト上などで支払い手続きを申し出た利用者を含め料金を支払っていない利用者には利用料金と同額を還元する。

現金またはクレジットカードで支払った利用者には利用料金と同額相当のクオカードを還元する。ETCクレジットカードやETCパーソナルカードでマイレージサービス登録済みの利用者にはマイレージサービスの還元額を付与し、未登録者には今後の請求分を減額する。ETCコーポレートカード利用者には高速道路会社からの今後の請求分を減額する。

▲支払い手段別の還元方法(クリックで拡大、出所:NEXCO中日本)

還元時期はETCマイレージサービス登録済みの利用者には25年7月から順次還元を開始し、クオカード対象者は申請から3か月以内に送付する。申請受付は25年5月中旬から11月30日まで実施する。申請にはウェブサイトから利用者の氏名、連絡先、住所、領収書か利用証明書の写し、利用区間、出口料金所の利用日時、車種区分、車両番号、金額の入力が必要となる。

システム障害は東名高速道路や名神高速道路など15路線の料金所で発生し、足柄スマートインターチェンジなど計19か所が影響を受けた。最も早い箇所は6日1時5分から障害が始まり、全ての料金所で7日14時に復旧した。障害発生時間帯の影響台数は96万台に上る。このうち、ETCカードやクレジットカードで精算した台数は42万台、現金での精算台数は3万台となった。また、料金を徴収できなかった台数は51万台と推定する。

障害発生前に入口を通過した車両のうち、ETCカードで決済可能だった車両は38万台、ETCカードまたはクレジットカードでの決済台数は4万台、現金での決済台数は3万台だった。障害発生後に入口を通過した車両は23万台だった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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