調査・データグローバルインフォメーション(川崎市麻生区)は2日、グローバル・インダストリー・アナリスト(米国)の市場調査レポート「鉄道物流の世界市場」の販売を開始したと発表した。
同レポートによると鉄道物流の世界市場は2024年に2531億米ドルと推定され、その後CAGR(年平均成長率)2.4%で成長し、30年には2913億米ドルに達すると予測されている。特にインターモーダル(複合一貫輸送)はCAGR2.2%で成長し、分析期間終了時には2053億米ドルに達すると予想。貨物車セグメントの成長率はCAGR3.2%と推定されている。
鉄道物流市場の成長は、持続可能な輸送ソリューションへの需要、デジタルトラッキング技術の進歩、貿易におけるバルク商品の量の増加によってけん引されている。鉄道物流は他の輸送手段と比較して環境負荷が低く、企業のグリーン規制や持続可能性目標を達成するための重要な原動力となっている。また自動化とリアルタイム・データ技術により効率が向上し、正確で透明性の高いロジスティクス・ソリューションを必要とする顧客からの採用が進んでいる。さらに国境を越えた貿易の増加と鉄道ネットワークへのインフラ投資が進んでおり、世界の鉄道物流の状況を強化している。
地域別でみると、米国の鉄道物流市場は24年に685億米ドルと推定。中国は30年までにCAGR4.8%で成長し、577億米ドルの市場規模に達すると予測されている。そのほかの注目すべき地域別市場として日本とカナダがあり、CAGRはそれぞれ0.6%と1.7%と予測されている。欧州ではドイツがCAGR1.1%で成長すると予測されている。
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