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▲物流実証の様子（出所：アイサンテクノロジー）
調査・データアイサンテクノロジーは21日、KDDIとともに、8日に長野県塩尻市の中山間地域で自動運転車とドローンの協調による物流実証に成功したと発表した。両社が共同開発した協調制御プラットフォームを用いることで、異なる測位方式を連携させ、自動運転車とドローンがお互いの位置情報を共有して協調動作が可能なことが確認された。
▲異なる測位システムが連携する位置測位技術イメージ（クリックで拡大）
両社はことし3月にも自動運転車とドローンの連携に成功しており、前回の実証では、高精度位置測位サービスに対応したドローンと受信機を取り付けた自動運転車で位置情報を連携させる仕組みだった。今回の実証では、自動運転車に受信機を取り付けず、協調制御プラットフォームを活用することで、各モビリティーの持つ本来の測位方式をそのまま使用できることを確認。これにより、各モビリティーの連携の際に個々のカスタマイズの手間を削減できるようになった。
この成果を受け、両社は2030年までに都市部からの大規模な配送を自動運転車に、陸上からの輸送が難しい場所への配送はドローンが担当する全自動の荷物配送サービスの実現を目指すとしている。
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