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Hacobu、実運送体制管理簿出力機能で改正法対応

2024年2月22日 (木)

拠点・施設Hacobu(ハコブ、東京都港区)は22日、提供する配送案件管理サービス「MOVO Vista (ムーボ・ヴィスタ)」に、「実運送体制管理簿」を出力できる機能を実装したと発表した。閣議決定された「貨物自動車運送事業法」の改正案における、元請事業者に実運送体制管理簿の作成が義務化されることに合わせて開発したもの。

今回の法改正は、運送業界における多重下請け構造を解消し、実運送事業者が適正な運賃を受け取ることができるようになることで、ドライバーの労働環境の改善を目指している。このため、元請事業者には下請けの実運送事業者に配送を依頼する場合、配送に関する情報を一覧にして管理することが課されており、「実運送体制管理簿」として、実運送事業者の名称、請負階層(その実運送事業者が、荷主企業にとって何次請けに該当するのか)、荷主企業の名称、配送する貨物の内容や区間などの管理義務が発生する。

▲管理する必要がある情報の例(クリックで拡大、出所:Hacobu)

ムーボ・ヴィスタでは、この「実運送体制管理簿」をボタン一つでエクセルに出力できる機能を実装。さらに今回の法改正では、荷主や物流事業者に対して運送契約の締結時に提供する役務の内容や、その対価(付帯業務量、燃油サーチャージなどを含む)などについて記載した書面交付を義務づけているが、ムーボ・ヴィスタは、配送依頼書をワンクリックで作成できる機能があり、「貨物自動車運送事業法」で必要となる書面交付にも対応する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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