調査・データ朝日塗工(千葉県柏市)は20日、全国の製造工場の責任者の4割以上が、現在の床材の種類と状態に少なからず不満を持っているとの調査結果を公表した。床のひび割れや摩耗は、転倒事故やフォークリフトのスリップといった労働災害に直結するだけでなく、粉塵の発生による異物混入リスクや、清掃の負担増による生産性の低下にもつながるとして、同社は床のメンテナンスの重要性を訴えている。
同社は7月29日から31日まで、20代から60代までの全国の製造工場の責任者を対象にインターネットを通じたアンケートを実施。233人から回答を得た。
「現在の床材の種類と状態に満足しているか」と尋ねたところ、「ある程度満足している」が24.9%で最も多く、次いで「少し不満」が22.3%、「満足している」が20.2%という結果になった。「少し不満」と「不満」13.3%、「大変不満」6.4%を合計すると42.0%となり、全国の製造工場の責任者の4割以上が現在の床材の種類と状態に少なからず不満を持っていることが明らかになった。
「現在、工場の床に関して感じている課題・悩み」を複数回答で尋ねたところ、「割れ・剥がれ」が40.8%で最も多く、次いで「清掃のしづらさ」の32.2%、「滑りやすい」が31.8%で続いた。
また、「工場の床材を選ぶ際に重視するポイント」(複数回答)では、「耐久性」が51.5%で最も多く、次いで「清掃のしやすさ」の46.4%、「防滑性」の36.5%という結果だった。
「施設の床のリニューアルにかけられる費用」を尋ねたところ、「50万円未満」が17.6%で最も多く、次いで「200万円以上-300万円未満」が13.7%、「1000万円以上-2000万円未満」が12.4%となり、300万円未満との回答が合計で54.5%と半数以上を占めた。
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