調査・データ次世代社会システム研究開発機構(INGS)は20日、「先端ロボティクス総覧白書2025年版」を発刊したと発表した。AI(人工知能)ロボティクスやデジタルツイン、エッジAIの普及、生成AIとの融合などを踏まえ、2025-26年を「技術革新から社会実装拡大への橋渡し期」と位置づけ、産業応用や市場展望を体系的に整理している。
白書は、製造、医療、農業、宇宙、介護・サービスなど30以上の分野で600項目を網羅。物流領域ではAMR(自律走行搬送ロボット)やドローン群の分散協調、デジタルツインによる倉庫運営最適化、予測メンテナンスの一般化といったテーマを取り上げ、25年を「現場PoCから運用前提へ移行する年」としている。さらに、Sim-to-Real学習や群制御の成熟により、搬送・在庫・作業者協調の効率化が進み、工数削減やダウンタイム短縮など具体的なKPI改善が見込まれるとした。
政策面では国際標準化やAIガバナンスの強化、社会的受容性の確保が重要論点とされ、規制や倫理の整備が市場成長の前提条件になると指摘。市場規模は30年に2500億米ドル超、日本でも20兆円規模への拡大が予測されている。
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