国際NECは26日、同社が主体となって設立されたエコシステム型のコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)ファンド「NEC Orchestrating Future Fund(NOFF)」がロボティクス・アズ・ア・サービス(RaaS、ラーズ)を展開する米スタートアップ、フォーミック・テクノロジー(フォーミック)に出資したと発表した。
フォーミックは、独自開発のソフトウェアを使い、ロボティクス導入時ののコンサルテーションや導入、設置、保守・メンテナンスサポートをワンストップで提供するRaaS事業を展開。月額定額で契約期間が設定されるサブスクリプションモデルのため、ロボット導入の初期コストが平準化され、大企業だけでなく中小企業などより広いユーザーがロボットを活用しやすくなる。
また、Formicのロボティクスソフトウェアは、デジタルツイン技術などの活用で、ロボティクス導入シミュレーションや設計、動作ティーチング、ロボットモニタリングを自動化でき、従来半年から1年程度かかっていたロボット導入の期間を数週間に短縮できる。
NECは、製造業や運輸・輸送業での労働力不足で、大企業のみならず中小企業でも製造・物流拠点へのロボティクス導入機運が高まっているなか、同社の戦略が、デジタルビジネスに関連するソリューションを成長ドライバーのひとつとする同社の戦略と多くの部分で共通するとしている。こうした点を踏まえ、NECは今回の出資をきっかけに、Formicとロボティクス導入に課題をもつ企業などへのサポートの世界展開を図る。
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