共栄タンカー、油船の出港許可の司法手続き

認証・表彰共栄タンカーは20日、Kyoei Tanker Singapore（KTS）が所有する油送船Challenge Procyon号が、メキシコで出港許可を得られず停泊を続けている問題について、出港許可を求める司法手続きをタマウリパス州連邦裁判所で開始すると発表した。

KTSは、本船が大手海運会社との貸船契約に基づき米国で超低硫黄ディーゼル油を積載し3月21日に荷揚を完了したにもかかわらず、メキシコ当局から出港許可の正式な通知や説明を受けず停泊を余儀なくされているとして、現地弁護士と連携し当局への申し込みを継続してきた。

報道では貨物の輸入手続きに違法行為があったとされるが、KTSは関与を否定し税関申告や保管など輸入業務には一切関与していないと強調した。また本船の譲渡予定に変更はなく、本件が2026年3月期の業績へ与える影響は軽微であるとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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