ロジスティクスAPモラー・マースク(マースク、デンマーク)は18日、ヨーロッパ市場の最新状況を発表した。
北ヨーロッパでは夏休みシーズンに入っており、多くのハブやターミナルで労働力不足が発生している。ロッテルダムのマースフラクテIIターミナルでは、ハパッグロイドとの新アライアンス「ジェミニ」の開始に向けて準備が進んでいるが、アジア航路からの便が悪天候の影響で遅延している。
ドイツでは労働協約交渉の結果、ブレーメンハーフェンとハンブルクでストライキが発生したが、スト終了とともに作業の遅延は回復。ベルギーのアントワープでは待ち時間が増加している。スペイン・バルセロナ港もヤードの利用率が高いため、混雑と待ち時間が増加の傾向にある。

▲トラック輸送への切り替え(出所:APモラー・マースク)
夏は河川、運河の水位が下がることが多いが、今年は良好な水位を保っている。ライン川では水位が異常に高くなったため、はしけからトラック輸送に切り替えが行われたが、高水位期間が終わるに伴い通常のはしけ輸送に戻っている。
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