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マースク、北米市場の最新動向

2024年7月3日 (水)

調査・データAPモラー・マースク(マースク、デンマーク)は2日、北米市場の最新動向を発表した。同社の発表によると、北米の輸送市場は依然として厳しい状況が続いている。特に、供給チェーンの混乱や輸送費の高騰が企業の課題となっている。

輸送需要は依然として高いが、コンテナ不足や港湾の混雑が輸送の遅延を引き起こしている。このため、企業は輸送スケジュールの見直しや代替ルートの検討を余儀なくされている。また、労働力の不足も深刻であり、特にトラック運転手の不足が物流のボトルネックとなっている。

(出所:APモラー・マースク)

同社は、これらの課題に対処するため、輸送能力の増強やデジタル技術の導入を進めている。例えば、新たなコンテナ船の投入や港湾での自動化システムの導入が計画されている。また、サプライチェーンの可視化を強化し、企業がリアルタイムで輸送状況を把握できるようにする取り組みも行われている。

また同社は、海運以外に自社の航空貨物も用意し、コロナ禍以降続く海運の混乱に対処できる体制を構築しているという。

一方で、荷主企業側も自らのサプライチェーン戦略を見直し、多様な供給元を確保する動きが進んでいると
いう。例えば、製品の製造地を分散させることでリスクを低減する戦略が取られている。また、在庫の増加やリードタイムの延長など、柔軟な対応が求められているという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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