サービス・商品デジタル地図の制作や販売などを手掛けるジオテクノロジーズ(東京都文京区)は9日、カナダを拠点にしてグローバルに屋内マッピングや空間データサービスを提供するMappedinと再販契約を締結し、日本国内での同社の屋内デジタル地図サービスの販売を開始したと発表した。
Mappedinの屋内地図サービスでは、最新のAI技術を活用して、さまざまな施設の平面図を迅速、容易にデジタル地図データ化。施設管理システムや施設利用者向けサービスへ容易に組み込めるようにする。
生成された屋内デジタル地図はクラウド経由で活用できるため、ウエブサイトやデジタルディスプレイなど、多様なメディア、デバイスで利用可能。施設側のデータベースと連携すれば、施設内のテナント情報などを常に最新な状態で維持できるほか、施設管理者向けに、ユーザーの行動データを収集・分析する機能も提供している。
具体的には、商業施設での2D・3Dマップ表示や、目的地の検索、フロアをまたぐルート探索、直観的でわかりやすい屋内ナビゲーションで利用客の利便性を向上させられるほか、災害時には危険な個所や混雑した個所を可視化して避難場所へ最適な誘導もできる。また、工場での人流の可視化によって、最適な設備配置と導線の確保を図るという使い方もある。
屋内デジタル地図はIoTやスマートフォン、デジタルサイネージ、キオスク端末などの普及と屋内測位技術の向上によって、今後、大規模商業施設やオフィス、空港、駅などでの導入が見込まれ、さらなる成長が期待されている。
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