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蘭の地図情報企業、運転手の前方予測システム開発

2021年7月28日 (水)

▲「TomTom Virtual Horizon」を搭載した車両の運転イメージ(出所:TomTom)

サービス・商品地図情報システム開発のTomTom(トムトム、オランダ)は28日、自動車運転時の前方予測を支援するシステムのソフトウェアである「TomTom Virtual Horizon」(トムトム・バーチャルホライゾン)を開発したと発表した。デジタル地図と前方予測機能を結び付けることで、よりスムーズで安全な運転を実現する。物流現場を支えるドライバーの業務をアシストできる技術として、今後の開発の行方が注目される。

トムトム・バーチャルホライゾンは、正確な位置計測や最適なルート予測に基づき、的確な前方予測を行う。例えば、前方に急なカーブや制限速度の変更がある場合、ドライバーに警告を発して適切な対応を促す。トムトムのデジタル地図をベースに構築されており、制限速度や交通標識、勾配、車線情報などの道路状況を反映した運転支援を行う。

トムトムは今回のシステム開発の意義について、「自動車メーカーと協力しながら、ドライバーや車両センサーの視界を超えて、前方の道路に関する実用的な情報を提供し、世界中の交通安全を向上させる」としている。