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国交省、高精度測位用いた屋内地図・サービス推進へ検討会

2017年10月12日 (木)

話題国土交通省は16日、「屋内外シームレス測位サービス実証実験」の実施計画や屋内電子地図などの空間情報インフラの整備・流通の推進体制を検討する「高精度測位社会プロジェクト検討会」の初会合を開催する。

先ごろ打ち上げに成功した「みちびき4号」を含め、準天頂衛星4機の運用体制が整う見込みとなったことから、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催までには、測位衛星の信号が届かない屋内を含め、高精度な測位環境を実現する「高精度測位社会」が実現するとみられる。

国交省では、こうした環境が整うのを機に訪日外国人・高齢者・障害者を含む「誰もが、屋内・屋外を問わずシームレスに目的地へ円滑に移動できるためのバリアフリー・ストレスフリー社会の実現」を目指し、高精度測位社会プロジェクトを実施。

検討会では、こうした未来の社会像を見据えつつ、世界に先駆けて屋内外の測位技術を活用したサービスを生みだすための仕組み、体制を検討する。

16日は高精度測位社会プロジェクトのこれまでの取り組みを振り返り、今後の展開について協議。屋内外シームレス測位サービス実証実験、屋内地図の整備・流通に関する推進体制の構築、関連プロジェクトの取り組みなどについて話し合う。