
(出所:鴻池運輸)
調査・データ鴻池運輸は10日、関西国際空港でのグランドハンドリング業務で使用するパレットドーリーの位置情報をリアルタイムで検知するシステムの本格運用を、1日から開始したと発表した。
同システムは、イスラエルのフーポシステムズが開発した位置測位・積載検知センサーを用い、グランドハンドリング業務の効率化と労働負荷の軽減を目指すもの。2021年から実施されていた実証実験では、ドーリーの捜索時間を50%削減し、作業者の負担軽減に大きく寄与していることが確認された。これまで、旅客便1便あたり30分かかっていたドーリーの捜索が、システム導入後には15分に短縮された。
実証実験の成功を経て、鴻池グループのKグランドサービス(KGS、東京都大田区)が保有する563台のドーリーにセンサーを設置。ドーリーの位置をPCやスマートフォンで把握できるようになり、作業効率が飛躍的に向上した。
コロナ禍以降、空港業務では離職者の増加により人手不足が深刻化しているが、このシステムは労働環境の改善にも寄与している。鴻池運輸は、今後、この技術をKGS以外のグループ企業にも展開する方針を示している。
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