M&A大手アパレルのワールド(神戸市中央区)は28日、三菱商事の子会社でアパレルOEM事業を展開する三菱商事ファッションの全株式を93億円で取得し、完全子会社化すると発表した。取得価額は93億円。株式の譲渡は来年2月を予定している。
三菱商事ファッションはOEMでアパレル企業などに衣料品や雑貨、靴などの製品を供給している。ワールドは婦人服「アンタイトル」や紳士服「タケオキクチ」などのブランドを持っており、両社の企画提案力や生産力、物流リソースの活用を相互に補いながら、事業の拡大を目指す。
三菱商事ファッションの24年3月期の連結業績は、売上高が前の期比919億4900万円、純利益が22億6500万円だった。
ワールドは今後、三菱商事ファッションの企画・調達能力を生かしてOEM事業の拡充を図るほか、同社のBtoBプラットフォームに三菱商事ファッションの課題解決型事業のサービスを組み込み、幅広いサービスをワンストップで提供できるようにするとしている。
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