調査・データ日本自動車タイヤ協会(JATMA)は、2024年の自動車タイヤ国内需要実績を公表した。
発表によると、24年のタイヤ総需要は1億302万本で、前年比96%とほぼ横ばいで推移した。乗用車用タイヤや小形トラック用タイヤでは若干の減少が見られた一方、トラック・バス用タイヤでは堅調な需要が維持された。
市販用タイヤは全体で6350万本(前年比99%)とわずかに減少。夏用タイヤは4224万本(同100%)と前年並みだったが、冬用タイヤは2124万本(同96%)とやや落ち込んだ。一方、新車用タイヤは全体で3648万本(同92%)と減少傾向が続いている。
協会によれば、市販用タイヤの安定需要は物流業界の堅調な活動を反映していると指摘。一方、新車需要の低迷は、国内自動車販売の減少が影響しているという。今後は燃費性能の高いタイヤやEV(電気自動車)対応製品への需要が増える見込みで、25年以降の市場変化が注目される。
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