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トラック・バス用タイヤ需要は前年やや下回る

2024年7月22日 (月)

調査・データ日本自動車タイヤ協会(JATMA)は16日、今年の新車用タイヤの国内需要見通しを前年比6%減の3725万1000本に修正すると発表した。自動車メーカーによる型式指定申請や法規認証試験での不正行為の影響で、新車売り上げが落ち込んだのが要因と見られるが、トラック・バス用タイヤは上半期好調で、乗用車や小型トラックに比べ影響は小さいと判断している。

新車用タイヤのうち、トラック・バス用の上期実績は前年比106%だった。下期は同97%で、年間では当初見通しより1ポイント低い、前年比102%にとどまるとしている。

一方、トラック・バス用の市販用タイヤは、夏用が上期で前年比96%だった。下期は同104%と見込み、年間では同99%として当初見通しより1ポイント下方修正した。本数で見ると年間263万5000本で、当初見通しに比べて5万4000本の減になるとした。冬用は、前年が高水準だった影響で、今年上期は前年比41%だった。下期は同119%と大幅の伸びを見込んでいるが、年間では248万2000本と当初見通しより9000本の減を見込んだ。

夏・冬の合計では、年間511万7000本で、当初見通しより6万3000本下方修正した。前年度比99%で、当初見通しに比べ1ポイント下げた。

販売実績と予測を踏まえたメーカーの出荷数については、トラック・バス用で年間640万本。当初見込みに比べて4万4000本下方修正した。内訳をみると、新車用が128万7000本で当初見通しに比べ、2万3000本上方修正した。一方、市販用タイヤは年間511万2000本で、当初見通しに比べて6万8000本下方修正した。夏用は年間263万本、冬用は248万2000本と見込んでいる。夏冬ともに、下期は前年実績を上回り、年間の出荷本数は前年並みになると見ている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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