
▲自動運転荷重車両(出所:大成ロテック)
調査・データ大成ロテック(東京都新宿区)と日野自動車は6日、次世代道路技術の早期実装を目指し、共同で自動運転荷重車両の無人走行試験を開始したと発表した。
この試験は、日野自動車が開発した自動運転レベル4相当の無人走行が可能な荷重車両を用いて行われ、舗装評価路において、車両が無人で走行し、道路の状態や性能を評価することを目的としている。これにより、道路の耐久性や安全性に関するデータを効率的に収集し、次世代の道路技術の開発と実装を加速させる狙いがある。
大成ロテックは、道路舗装技術におけるリーディングカンパニーとして、これまで多くの実績を積み重ねてきた。一方、日野自動車は、CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)技術を活用したソリューションの実現を目指している。両社の強みを融合させることで、持続可能な社会の実現に貢献することを目指している。
今回の無人走行試験の開始により、従来の人手による評価では困難だった詳細なデータの収集が可能となり、道路の設計や施工、維持管理における高度な技術開発が期待される。また、自動運転技術の実用化に向けた重要なステップともなり、25年夏頃を目標に5台の自動運転荷重車両の無人運行による舗装の耐久性試験を実施する予定である。
今後、両社は試験を通じて得られたデータを基に、さらなる技術の改良・開発を進め、次世代道路技術の早期実装を目指すとしている。これにより、交通インフラの高度化や安全性の向上、環境負荷の低減など、多方面での社会的効果が期待される。
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