ニコン、宇宙輸送発展へJAXA宇宙戦略基金事業採択

認証・表彰ニコンは2月27日、宇宙航空研究開発機構（JAXA）が公募する2024年度宇宙戦略基金事業において、「宇宙輸送機の革新的な軽量・高性能化およびコスト低減技術」の実施機関に採択されたと発表した。同事業は、宇宙輸送や探査技術の発展を目的とし、国内企業や大学が先端技術の開発に取り組むことを支援する。

同社は、研究機関や企業と連携し、金属3D積層造形技術を活用した宇宙輸送機向けの精密部品の開発に取り組む。特に、大型金属3D積層造形システムを活用し、宇宙用途に適した部品の低コスト化や製造期間の短縮を目指す。金属3D積層技術の導入により、ロケットエンジンなどの大型精密部品の製造プロセスを革新し、国際市場での競争力強化を図る。

宇宙戦略基金は、内閣府、総務省、文部科学省、経済産業省の協力により設立され、複数年度にわたる技術開発を支援する制度だ。「輸送」「衛星」「探査」などの分野において、市場拡大や社会課題解決を目標に掲げ、先端技術の開発を促進している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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