国際宇宙輸送の先駆的開発を行うOutpost Technologies(アウトポスト・テクノロジーズ、米国)は14日、米国宇宙軍(USSF)のSPACEWERX中小企業技術革新制度(SBIR)プログラムから180万ドルの契約を獲得したと発表した。この契約は同社の大気圏外実験およびペイロード向けシールド技術(STEEP)プログラムに資金を提供するもの。
同プログラムでは、大気圏に再突入するペイロードの性能と生存性を向上するために設計された、宇宙からのコンテナサイズの輸送展開型熱シールドシステムの開発に重点的に取り組む。契約期間中、同社は熱防御ソリューションの評価を実施し、最終的にはシステムの小型プロトタイプの設計や分析、試験を実施する。
米国は現在、ロケット・カーゴ・ヴァンガード・プログラム(貨物を積んだロケットを宇宙に飛ばして輸送する計画)に取り組んでおり、USSFのサービス・モビリティ・ロジスティクス部門と連携し、商用宇宙輸送技術を活用することで国防総省の物資輸送能力向上を目指している。同プログラムは熱防御ソリューションの開発を推進することで、ポイントツーポイント・デリバリー(P2D)の次世代物資輸送の推進という目標を支援する。
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