オリックスなど、双日の船舶仲介子会社に出資

M&A双日は19日、100％子会社の双日船舶（東京都千代田区）の発行済み株式の一部を、オリックスと正栄汽船（愛媛県今治市）に譲渡することで合意し、3月17日に株式譲渡契約を締結したと発表した。同社は、船舶トレーディング事業の規模拡大と専門人材の能力発揮を目的とし、事業最適化を進める中で他社との提携を検討していた。

同社グループは70年以上にわたり船舶事業を展開し、新造船・中古船の売買、用船、貨物輸送、船舶管理などの分野で実績を持つ。1月23日には、事業分割を通じて船舶トレーディング事業の再編を発表し、2月12日に新会社「双日船舶」を設立。3月31日には「ソメック」に社名を変更し、事業継承を予定している。

今回の株式譲渡により、オリックスは50年以上の船舶事業の経験を生かし、船舶ファイナンスや売買仲介事業を強化する。正栄汽船は今治造船のグループ企業として船舶貸渡業を展開し、国内外の海運会社向けに事業を拡大している。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

LOGISTICS TODAY編集部
メール：support@logi-today.com