調査・データ長崎税関は21日、2024年に鹿児島県内で通関された飼料用とうもろこしの輸入額が863億35万円となり、都道府県別で16年連続全国1位だったと発表した。鹿児島税関支署志布志出張所の輸入額は618億7300万円で、税関官署別では7年ぶりの全国1位となった。
24年の全国における飼料用とうもろこしの総輸入額は4080億9400万円、輸入数量は1072万トンであった。このうち鹿児島県内での輸入は227万5000トン、全国シェアは21.2%に達した。志布志出張所単体では163万7000トンを扱い、数量でも官署別で首位を占めた。鹿児島県は肉用牛の飼育頭数が全国で最多水準であり、同県と隣接する宮崎県で全国の23.2%を占めているため、安定的な飼料需要が背景にあるとみられる。
仕出国別では、アメリカからの輸入が71.3%を占め、次いでブラジルが21.7%となった。20年以降、輸入単価は上昇傾向が続き、24年は1トンあたり3万7950円と20年比で1.7倍となった。
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