サービス・商品Hacobu(ハコブ、東京都港区)は8日、動態管理サービス「MOVO Fleet」(ムーボ・フリート)で、積載情報の管理機能を実装したと発表した。これにより、トラックドライバーがスマートフォンで伝票のバーコードをスキャンするだけで、伝票情報と車両の走行データをひも付けることが可能となり、荷主企業は伝票番号をもとに荷物の輸配送進ちょくをリアルタイムで把握できるようになる。
この機能は、物流現場での「荷物の所在」の可視化を目的として開発された。従来、多くの現場では車両の位置情報はデジタル管理されていたものの、荷物の輸配送状況は紙の伝票に依存しており、輸配送の遅延が発生した際の迅速な対応が難しかった。新機能により、納品状況の把握やイレギュラー発生時の柔軟な対応が容易になる。
また、改正物流総合効率化法で求められる「積載効率の向上」に対応するため、車両単位での積載情報の正確な把握が可能となる。これにより、物流現場での積載効率の現状分析や、データをもとにした改善施策の立案が進めやすくなる。
本機能の利用には、MOVO Fleetの「スマートフォン動態管理プラン」または「モバイルコントローラー機能」の契約が必要。Hacobuは今後、倉庫管理システム(WMS)や基幹システムとのAPI連携を進め、荷物情報の入力負荷を軽減し、より多様なユースケースに対応していく方針だ。
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