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椿本チエイン、来年1月に大同工業を完全子会社化

2025年5月16日 (金)

M&A椿本チエインは14日、チェーン製造・販売などを手掛ける大同工業を完全子会社とする株式交換契約を締結したと発表した。発表によると、24年12月13日に同社から大同工業に対し経営統合を提案。大同工業がこの提案を受け入れた形となる。

同経営統合によるシナジーについては、同社が今後の市場拡大が期待できるインド、南米、アフリカに代表されるグローバルサウス市場への本格的進出を進めるなか、大同工業が同市場に製造拠点を持っていることから、より一層の事業拡大の実現が期待されることを挙げた。

また、大同工業の二輪事業製品および一般産業用シールチェーンを始めとした開発製品の同社グループの販売網を活用した販売拡大や、同社のトップチェーン、モーションコントロール製品など一般産業用製品の大同工業販路での販売、同社の食品・飲料業界向けコンベヤシステム技術と大同工業のバキューム搬送コンベヤ技術の協業といった、両社の強みを生かしたクロスセルが可能となるとした。

そのほか、バイオマス発電用木屑・燃料搬送コンベヤ、V2X対応充放電装置、電動アシスト3輪自転車といった環境貢献が可能なエコプロダクト、自動仕分け装置、無人搬送台車、アークチェーンアクチュエータといった社会貢献が可能なソーシャルプロダクトなど、両社が協働してこれらのサステナブルプロダクトの共同開発が可能となるとした。

なお今回の統合は26年1月1日を効力発生日として行われ、これに先立ち大同工業は12月29日にスタンダード市場において上場廃止となる予定。

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LOGISTICS TODAY編集部
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