今治造船G、33パレット型RORO貨物船が完成

▲JFE黄隆（出所：今治造船）

荷主今治造船（愛媛県今治市）は21日、グループ会社のあいえす造船（同）で建造したロールオン・ロールオフ貨物船「JFE黄隆」を5月15日に引き渡したと発表した。同船は33台のスチールコイル積載用パレットを搭載でき、荷役やバラスト操作を自動化した内航貨物船だ。

新造船は全長115メートル、載貨重量3669トンで、電子制御主機関によるNOx2次規制への対応や省エネ設計を採用するなど、環境性能を重視して設計されている。操船性能では、ベクツインラダーとバウスラスターの併用により、タグボートなしでの接岸・離岸が可能だ。また、船体外板塗料や高効率プロペラの採用により、推進効率を高めつつ、船尾管の海水潤滑や中央冷却方式により、労務軽減と保守性の向上も実現させている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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