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硝子鏡端材回収・再資源化PF構築を東京都支援

2025年7月28日 (月)

環境・CSRサーキュラーエコノミー(循環経済)の実現に向けたプラットフォームの開発、運用を手掛けるスタートアップ、digglue(東京都新宿区)は28日、東京都の社会課題解決型スタートアップ支援事業「Tokyo Co-inNovators」に、同社の「Mirror Loop Project 硝子鏡端材のスマート回収と資源循環プラットフォーム構築」が採択されたと発表した。工場から大量に廃棄・埋立されている硝子鏡の端材を回収し、再資源化するモデルの構築を目指す。

同社は、資源循環デジタルプラットフォーム「MateRe(マテリ)」を運用し、企業の排出物管理や再資源化の取り組みを支援している。マテリでは、企業などから排出される廃棄物やリサイクル資源、CO2排出量などをデジタル上で一元管理し、リアルタイムで可視化、分析する。今回のプロジェクトでは、マテリを活用して、効率的に硝子鏡端材をリサイクルする仕組みの構築を目指す。モデルケースとなる拠点として、ガラス・鏡加工の西尾硝子鏡工業所(東京都大田区)を選定した。

具体的には、西尾硝子鏡工業所の工場から排出される端材の重量をIoTセンサーで計測し、データを地図上でリアルタイムに表示。蓄積量が一定に達すると関係者に自動で通知が送られる。これによって、最適なタイミングでの回収が可能となり、オペレーションの省人化と物流コスト削減を図る。

さらに、蓄積・回収データから、CO2排出削減効果やコスト削減効果を数値で「見える化」する。今後、複数の拠点での運用実証を行い、持続可能な資源循環型IoTモデルの構築を目指す。

Tokyo Co-inNovatorsでは、革新的な技術やサービスを持つスタートアップと企業・団体が連携して社会課題の解決することを目的に、昨年度から始まった。Digglueと西尾硝子鏡工業所の連携も、都によるマッチング支援で実現した。

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