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オークラ輸送機、サントリーに自動積込み装置納入

2025年7月11日 (金)

サービス・商品コンベア機器メーカーのオークラ輸送機(兵庫県加古川市)は9日、サントリープロダクツ(東京都港区)の飲料水製造工場に、同社のパレット自動積み込み装置「トラックローダVL-5」が4台導入されたとして、事例紹介の動画を公開した。大型トレーラー1台に、28パレットを3分で積み込むなど、工場が目指す「自動化技術による省人化」に貢献している。

(出所:オークラ輸送機)

装置が導入されたのは、ミネラルウォーター「サントリー天然水」の新しい生産拠点となる「天然水北アルプス信濃の森工場」(長野県大町市)で、工場では、年間最大3300万ケースの商品を生産できる。サントリーの次世代モデル工場と位置付けられ、DXによる高度な生産管理システムを導入し、CO2排出実質ゼロを実現している。工場内物流の自動化技術による省人化も目指しており、トラックローダVL-5を出荷ヤードに導入した。

VL-5はフォークリフトに代わって出荷パレットをトラックに自動で積込むローディング装置。同工場では、自動倉庫から出庫される製品パレットをストレージ部で1車分溜め置いた後、大型トレーラーの後部から一挙に送り込む。ストレージ部はリフターで上下動し、タッチパネル操作で荷台の高さぶ合わせられるため、高さの異なる車両でも自在に対応できる。また、積み込み時に荷台が沈みこんでも、車両後部の沈下防止リフターで一定の高さを維持する。

工場では、28パレット積載できる大型トレーラーで製品を出荷するが、他工場ではフォークリフトで1車あたり30分かかっていた積み込み作業が、VL-5ならわずか3分で完了する。タッチパネルで簡単に操作できるため、専属ドライバーに積み込み作業のすべてを任せられ、ドライバーの荷待ち時間も大幅に削減された。

サントリープロダクツでは「フォークリフトによるトラックヘの積み込みは熟練技術が必要なうえ、最近は人材確保も難しくなっており、構内物流のボトルネックとなっている。VL-5はそうした問題をすべて解決してくれ、2024年問題を克服していくうえでも導入は正解だった」などと話している。

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