ロジスティクス車両輸送大手のゼロは10日、グループ全体のドライバー採用・育成・定着を強化する新体制を始動すると発表した。第1弾として、ことし7月から自走員や構内作業員の採用機能をグループ会社ジャパン・リリーフ(東京都港区)に一本化。数億円規模の投資による待遇格差是正やキャリアパス構築も同時に進め、安定的な人材確保を目指す。
今回の新体制は、ドライバーを「事業の根幹を支える宝」と捉える同社が、採用を重要な経営戦略と位置付けて推進するもの。ドライバー派遣事業を手がけ、年間4500人の採用実績を持つジャパン・リリーフに採用窓口を集約することで、選考プロセスの質と効率を向上させる。これに併せ、数億円規模の投資を実行し、グループ全体の給与水準を高いレベルで統一。これまで雇用形態によって生じていた待遇の違いを是正し、全てのドライバーが公正な条件で働ける基盤を整えた。
さらに、派遣から正社員へ、そして小型キャリアカーや大型トレーラーのドライバーへとステップアップできる具体的なキャリアパスも整備。将来的には定年後もグループ内で働き続けられる環境を整え、「ゼロに入れば、生涯安心して働き続けられる」というキャリアビジョンを提示する。ゼロの人事部長は、「公正な待遇と明確なキャリアパスを用意することで、全てのドライバーが誇りとやりがいを持って長く活躍できる環境を整える、当社の重要な人事戦略だ」と、取り組みの意義を語った。

(出所:ゼロ)
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