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日新の創業家によるMBOへ、米ベインのTOBが成立

2025年7月16日 (水)

M&A創業家ら経営陣による買収(MBO)を進めている国際総合物流の日新(横浜市中区)は15日、米投資ファンドのベインキャピタルが設立した買収目的会社会社(SPC)を通じたTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。今後、ベインキャピタル側が全ての株式を保有し、同社は東京証券取引所プライム市場で上場廃止となる。

同社によると、14日の応募期限までに、全株式の74.97%にあたる1105万1842株の応募があった。買い付け価格は1株8100円で、22日から決済を開始する。今後、強制買い取り(スクイーズアウト)を含めて、買い付け総額は1121億円となる見込み。

日新の筒井雅洋社長は、MBO後も引き続き経営に関与する予定で、創業家の一部もTOB応募後に買収目的会社の親会社に出資する。

同社は上場廃止によって、上場維持に必要な資金を業績拡大に向けた多額の初期投資や継続的な投資に振り分けるとしている。また、会社の強みを最大限生かして成長していくためには、創業以来、成長をけん引してきた創業家が引き続き経営に関与していく形でのMBOが望ましいと判断したなどとしている。

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