調査・データグローバルインフォメーション(川崎市麻生区)は17日、世界の自動倉庫市場の動向をまとめたインドの360iResearchの市場調査レポート「倉庫オートメーション市場:オートメーションタイプ、カテゴリー、コンポーネント、用途、エンドユーザー別 2025-2030年世界予測」の販売を開始した。同市場は2030年まで年平均15.20%の成長を続け、403億2000万ドル規模と、24年の2.1倍にまで成長すると予測している。
レポートによると、同市場の規模は24年に172億5000万ドルになったと推定され、25年には196億5000万ドルに達すると見られる。
自動倉庫市場では、先進的ロボット工学とオートメーションされた保管・検索システムによって倉庫作業の精度が向上し、効率化も進んでいる。さらに、クラウドベースのプラットフォームの導入で、サプライチェーンのセグメント間の統合が促進され、上流プロセスと下流プロセスの連携が強化されている。また、企業も労働力不足や顧客のニーズの高まりに対応するため、戦略的に自動倉庫の導入を図っている。
また、市場はハードウェアとサービス、ソフトウェアの3つの主要分野に分かれ、ハードウェアは、自動仕分けシステムや自動保管・検索システム(AS/RS)、自動識別データ収集(AIDC)、AGVやAMRなどの自律型ロボット、コンベアシステムなど広範囲に及ぶ。こうしたハードウェアを、分析・報告ツールやコンサルティング、トレーニング・教育、包括的なメンテナンスなどのサービスが補完している。
また、ソフトウェアでは労働管理システム(LMS)や、倉庫運用管理システム(WES)、倉庫管理システム(WMS)などが開発され、意思決定の支援や業務監督を強化に貢献している。
このほか、レポートでは世界各地域の現状や将来予想、競合企業などを分析、解説している。
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