
(出所:日本ドローンビジネスサポート協会)
調査・データ石川県奥能登地方で大型ドローンを活用した産業振興を目指すSKy Mobility JAPAN(石川県珠洲市)と日本ドローンビジネスサポート協会(岡山市東区)は18日、石川県珠洲市で「EH216L」の試験飛行を実施すると発表した。EH216Lは「空飛ぶクルマ」と呼ばれる超大型ドローンの1つで、事業はMASC(岡山県倉敷市)が実施し、両団体が支援する。
EH216Lは中国のドローンメーカー億航智能(イーハン)製で、長さと幅が5・7メートル、高さ2.2メートルの物資輸送に特化したeVTOL(電動垂直離着陸機)。最大時速130キロで、最大250キロの荷物を搬送する。最大飛行時間は21分、最大飛行距離35キロとなっている。
試験飛行は8月13日、石川県珠洲市内で行われ、日本の気象条件下での飛行性能や離着陸操作の安全性を確認し、将来的な災害対応への活用の可能性を検証する。EH216Lによる試験飛行は国内で初めてとなる。
SKy Mobility JAPANは24年に発生した能登半島地震や豪雨災害を受け、次世代技術による復興支援と新たな産業創出に貢献しようと設立された。現在、ドローンを使った輸送事業や、災害現場を活用した防災訓練サービスなどを手掛けている。
今回の試験飛行で得られたデータや検証結果は、今後、大型輸送用ドローンの実用化に向けたロードマップの策定に活用する。同法人は「災害時に迅速な救援活動を可能にし、過疎地域における新たな交通手段として期待される空飛ぶクルマの実用化を目指し、取り組みを加速していく」としている。
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