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調査・データ中国物流購買連合会は11日、9月の「中国物流業景気指数」（LPI）が51.2となり、前月比0.3ポイント上昇したと発表した。景気判断の分かれ目となる50を上回り、3か月連続で拡張基調を維持。物流需要と企業経営の両面で回復傾向が続いている。
同連合会によると、9月はサプライチェーンの上下流で生産・供給・販売が円滑に連動し、物流需要は全体として安定成長した。業務総量指数は51.2、新規受注指数は53.3と、ともに拡張区間を維持。新規受注は8か月連続で好調を保っており、鉄道、道路、航空、多式連輸送、郵政・宅配分野で回復が顕著だった。沿海部では散貨・コンテナ輸送の需要も回復し、水上輸送業の新規受注指数が大幅に上昇した。
需要面では、開学期と旅行シーズンが重なったことで消費物流が好調に推移。特にネット通販関連の冷凍食品、家電、アウトドア用品、美容・衣料品などの出荷が伸び、郵政・宅配業の業務総量指数は70.1と全体平均を大きく上回った。産業物流では、エネルギー、電子部品、医薬・化学、通信機器、家電・家具などで輸送需要が拡大し、鉄道、道路、航空輸送の業務量はいずれも増加基調を示した。
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