農業総研、四半期流通額が過去最高に

2025年12月15日 (月)

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調査・データ農業総合研究所（和歌山市）は15日、2026年8月期第1四半期の流通総額が過去最高となる44億7000万円を記録したと発表した。前期比6.6％の増加となる。部門別では「農家の直売所事業」が36億8000万円、「産直事業」が7億8000万円となり、それぞれ過去最高を更新。従来の最高四半期流通総額は25年8月期第4四半期の44億6000万円だった。

流通総額増加の要因として、同社は農家の直売所における生産者への営業活動やスーパーへの営業活動が成果を上げたことを挙げた。季節ごとに不足しやすい品目を作付けする生産者への営業による青果物の調達や、取扱店舗数の増加により、買い取り委託や委託販売での流通総額が拡大した。また、産直事業の拡大も寄与しており、既存スーパーでの販売量増加に加え、新規スーパーとの取引開始や取扱金額の拡大が流通総額の押し上げにつながった。

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