ロジスティクスSBSホールディングスが15日に発表した1-3月期決算は、百貨店など小売業の荷動きが活発化し、インドで2014年度に子会社化したSBSトランスポールロジスティクスが寄与するなど22.5%の増収、8.8%の営業増益となった。
期中にはSBSロジコムの営業組織を一新したほか、大阪に物流、人材事業の営業拠点を開設し、関西圏や西日本地区で本格的に市場開拓を開始。音楽・映像ソフト卸大手の星光堂と業務・資本提携を行い、同社の物流業務を全面受託した。
投資戦略では1月に横浜市緑区長津田で物流センターが竣工、稼働を開始した。3月には埼玉県所沢市で大手百貨店向け専用物流施設の建設に着工。建設中の横浜市杉田の物流センターと合わせて、2つの大型物流施設開発が進行している。
また、固定資産売却益22億7900万円を特別利益に計上したことから、四半期最終利益が6.6倍増の25億9400万円となった。
通期業績は従来予想を維持し、売上高1650億円(前期比16.6%増)、営業利益55億円(34.2%増)、最終利益38億円(39.5%増)――と大幅な増収増益を見込む。
[SBSホールディングス]2015年12月期第1四半期連結決算(単位:百万円)
2015年12月期第1四半期決算 | 2014年12月期第1四半期決算 | 増減 | ||
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売上高 | 39,538 | 32,266 | 22.5% | |
営業利益 | 734 | 674 | 8.8% | |
経常利益 | 989 | 570 | 73.4% | |
当期純利益 | 2,594 | 390 | 564.4% |